メール配信の流れ

ちなみに、説明に間違いがあったので書いておきます。
5-3-2「メールのしくみ」128ページ

1.送信用の「SMTPサーバ」と受信用の「POPサーバ」の2種類があります。
2.送信者が送ったメールは、送信側のSMTPサーバに一旦入ります。
3.その後、インターネットを経由して、受信側のPOPサーバに届きます。
4.受信者が受信の操作を行うと、受信側のPOPサーバに接続され、
 POPサーバに入っているメールがパソコンに届きます。

便宜的に文に番号をつけました。ちなみに、サーバというとサーバ用のマシンのことを指したりサーバ用のソフトを指したりしますが、ここではソフトのことだと思ってください。つまり、一つのサーバ用マシンの中でSMTPサーバとPOPサーバが動くことができるということです。


1番と2番、4番はあっています。違うのは3番で正しくはPOPサーバではなくSMTPサーバに届きます。送信者がメール送信を行うと指定したSMTPサーバに届き、そこから目的のサーバまで複数のサーバを経由していきます。ここで、メールを中継するのはやはりSMTPサーバであり、最終的に受け取るのもSMTPサーバです。目的のSMTPサーバはあらかじめ用意されているユーザのメールボックスに受信したメールを放り込みます。


POPサーバはユーザからメールの受信操作が来たときに、このメールボックスからユーザに配信してあげるのが役目であり、SMTPサーバから直接メールを受け取ったりすることはありません。


郵便局を例に使うとさしずめサーバマシンが郵便局、局間の手紙輸送をする人がSMTPサーバ、届け先に直接届ける人がPOPサーバかな。

  1. ポストに入れる⇔ユーザがメール送信の操作をする(SMTPサーバに届く)
  2. ポストから回収して目的の都市まで送る⇔SMTPサーバ同士で中継する
  3. 目的の都市にある局に収容される⇔目的のサーバのメールボックスに配信される
  4. 局員が配達する⇔POPサーバからユーザのパソコンに配信される


要するにPOPサーバは最終的に届け先に届ける仕事しかしません。まぁ、POPサーバはユーザの受信操作が必要ですが、郵便局の中の人は届け先の人がわざわざ「手紙が届いていたら配達してください」って言わなくても勝手に届けてくれますけどね。


というわけで2級の本も読んでみたいなぁ。
頼んだらもらえるのかしら。