wxPython入門
wxPython
wxPythonはpythonを使って手軽にGUIの画面を持つツールを作るためのツールキット。手軽にといってもレイアウトの仕方やイベント処理などは初めて取り組むにはなかなか面倒くさい。参考サイトなどを見ながら全体の仕組みを把握し、サンプルを見てみるとよいと思う。wxWidgetsもそうだけど公式のサンプルが非常に多いのはありがたい。
[ダウンロード]
ANSI版とUNICODE版があるけど、UNICODE版じゃないとボタンのラベルなどに日本語が使えないはずなのでこちらをダウンロードする。
[ヘルプ]
wxPythonのサイトにあるdocs-demosは非常に多くのサンプルが入っているので必ず落としておこう。ちなみに、docsと書いてあるからにはヘルプがその中に入っていると思ったのだが、wx.chmを見てみるとC++用のヘルプっぽい。python用のリファレンスは公式サイトのDownloadページの下のほうに「wxPython-newdocs」とあるのでこれをダウンロードしよう。
[サンプル]
wxPythonのdocs-demosをインストールするとスタートメニューに「Run the wxPython DEMO」ができるので、これを実行すると以下のように左側のウィンドウに大量のサンプルリストが現れ、右側のウィンドウでソースとサンプルの実行画面がすぐに確認できる。
[レイアウト]
レイアウトの仕方についてWindowsプログラミングでも同様だけど、リソースファイルを作成してそれを利用する方法とソースコードの中でレイアウトしていく方法がある。コントロールそのものを動的に変えることはほとんどないはずなので、僕はリソースファイルを作成する方法がよいでのはないかと思う。
リソースファイルの作成にもいろいろツールがあるようだけど、docs-demosにXRCedというものがくっついてくるのでこれを使うことにする。しかし、日本語による解説サイトが絶望的なほどに少ないのが厳しいところ。
ウィンドウの作成から各コントロールの作成、イベント処理など多くのサンプルがあるので一通り目を通すだけでどういう風に動かせばいいのかわかるのではないだろうか。macで動かしているがWindowsとほとんど変わらないのがwxPythonの素晴らしいところである。
XRCedを使ってリソースファイルを作成し、それを利用してウィンドウを作成する方法が載っている。「XRCedの使い方」は見ておかないと困る。