口笛と楽器

サンホラの笛吹き男をカラオケで聞いていてどうにも吹きたくなったのですが、フルートは高すぎなのでとりあえずリコーダーでいいんじゃね?という話になりました。当然それを吹くためには耳コピなりをして音を知る必要が出てくるのですが、ここで疑問に思ったこと。


絶対音感・相対音感がある人は別として「楽器」でなにか演奏するためには楽譜に音符が載っている状態として認識できなければならないと思うのだが、なぜ口笛は好きなように「演奏」することができるのか?


僕は口笛がボイスパーカッションとかと同じく体を使った「楽器」であると考えています。口笛は自由自在に音を出すことができるし、本来の「音」がなんなのかを知らなくても旋律を奏でることができます。絶対音感のある人はその音が何であるかわかっているため、楽器でそのまま演奏することが可能なのは当然です。しかし、普通の人が頭の中に残ったメロディを楽器で演奏することができなくても、口笛で吹くことができるというのはどういう原理なのでしょう。


もっと簡単に考えれば今聞いている音楽をそのまま口笛で吹くことができるけど、楽器で演奏できないのはなぜかという疑問です。当然楽器の指使いがわからないなんてことは別として考えています。


なぜ人は唄うことができるのかという疑問にもつながりますが、それはひとまず置いておいておきます。楽器という観点から考えれば似たようなものだと思っていた(例えば)リコーダーと口笛が、それを演奏するために必要な情報に違いが出てくるというのはなんとも不思議です。音の出し方が違うから必要な情報も当然違うのだ、といえばそれまでですが、それならどういう原理でその違い出てくるのかを知りたくなるのも必然です。


ところで、口笛ってみんながみんな吹けるわけじゃないのは知っていますが、吹ける人は楽譜見て吹くわけじゃありませんよね。あまり他の人の口笛って聞かないのでわかりませんが(汗)


@追記
ボイトレのサイトで「相対音感があるから唄える」といった感じの話を見つけた。
ボイス総合研究所〜ヴォイストレーニング・ボーカルスクール〜【7秒で分かる歌上達法】

自分で音痴というのが分かるのであれば
音感はしっかりしています。
相対音感はバッチリあると思います。

絶対的な音はわからなくても、相対的な音の高低差は認識できているから、調が違ったとしてもとりあえずメロディを唄うことはできるし、口笛を吹くこともできるという理屈はなじみやすいものです。ただその「高低差」をどのように頭の中で認識できているかはやはり判然としません。むぅ。