海外で発表するチャンス

いまうちの4年生が卒論でやっている研究内容はこんな感じです。

  • 回文の検出(僕の研究はこれ)
  • 文字列方程式の解法
  • フィボナッチ文字列の一般化
  • ロボットの高速な画像認識
  • ロボットプログラム開発のためのフレームワーク開発


ごりごりの理論的なことから上位層のアプリケーション開発まで手広くやっている感じがします。僕もタイピングソフトの開発をやってみたかったのですが、研究成果のまとめかたが大変そうだったのでアルゴリズムとも絡め安い回文ネタに走ったわけです。


そんなわけで今日は中間発表。僕も今週ばりばり書いたアプリケーションのデモを見せてきました。理論的な部分としては高速なアルゴリズムの実装をこれからしないといけず、回文検出という点からはたくさんのコーパス*1を実際に調べてみてどれくらい回文が存在するかのデータをまとめないといけません。


まぁ、意外なところから面白い回文が出てきたらいいなぁ程度の研究ですが、僕としては大学4年間で身に付けたプログラミング能力を大いに発揮すべく、残り2週間できちっとアプリケーションに仕上げる予定です。


さて、アプリケーション開発やアルゴリズムの実装というと研究的にはちょっと安っぽい感じがするのですが、同僚がやっている研究が対照的でごりごりの証明の連続で、驚くべきことに海外で発表できる研究成果を出していました。もともと海外のジャーナルの論文からスタートした研究ですが、そいつはその研究をさらに一般化して証明してしまったので、もう余裕で海外に出せるレベルなわけです。


人それぞれ性に会う研究テーマがあり、僕自身は楽しいと思える研究をやれているので良いと思っていますが、さすがにこんな成果を出されてしまうとちょびっと悔しい気がしますね。


僕もがんばらにゃ。

*1:文字列野郎が実験に使うための文章データの集合です