時をかける少女

噂に違わず面白かったですね。


後で調べてみたら魔女(?)おばさんは原作で時をかけたヒロインだったと言うではないですか。原作読んでみたいなぁ。


しかし、時かけでググルとマスコミが扇動したゲド戦記とネットの口コミで評判が広がったという対比ばかりですね。情報のソースとして売り込みたい映画をマスコミを使って必死に宣伝するだけだったのに比べて、ネットで個人が自由な感想を発信できるようになったおかげで登場したヒット作が今回の時かけである。みたいな意見が多いように感じました。


まぁ、要するに金がかかった映画ばかりが表に出てきて良い作品はその中に埋もれてしまう。しかし、ネットというメディアのおかげで日の当たらない作品もまっとうな評価を受けることが出来るようになったといった感じでしょうか。これ自体には何の異論もありません。


しかし、マスコミやネットといった情報に基づいて結局個々人がどう行動するか、何の映画を見に行くかということに関しては情報ソースが増えたって同じことで、長いものに巻かれろっていう基本的な大勢の動きは変わらないんじゃないかなと思います。むしろマスコミによる宣伝よりも自由意志に基づいてなされているかのように見えるネット上での発言の方が行動基準として置きやすく、逆らいがたいものではないでしょうか。


自由意志なんてあるのかな?っていうお話。