情報系の実験

今回の論文でやったのは主に指示された内容のシミュレーションプログラムを作成することだった.提案内容に関してこちらからも先生にいろいろ突っ込んだ点はあったが,文章を書いたのは先生だし,お手伝いの立場からは抜けきれなかったと思う.


なので,これが終わった後にどう研究を進めようかという展望はあまりなかったりする・・・.困ったもんだ.まぁ,心配しなくても仕事はたくさん降ってくるだろう.


ところで,情報系の実験というとプログラムを書いてパソコン上で動かすことが多いように思える.これはどういうことかというと,完全にスケジュールを自分でコントロールできるということ.やれるときにいくらでもやれるし,やる気が出なければまったく進まない.


社会学系では人間を相手にした実験を行うし,薬学・農学などでは生物を扱ったりもする.素粒子の研究なんかだと,大きな実験設備を必要とするものもあるし,実験にお金がかかったり,時期を待たないとできなかったり,みんなで協力しなければ進まなかったりと,実験にはいろいろな制約がつきものである.


もう一度情報系の実験について考えてみると,経済的には気にするとしても電気代くらいだし,時間的にはいつでも問題ない.加えて場所の制約もないので,パソコンが壊れない限り「自由」に実験できる.なんて素晴らしい環境なんだ.


情報系の実験は楽なもんだよな.
・・・と考えている時期が僕にもあった.