最適化の話題についていけない

今まで一回も最適化の話題について書いたことが無いのですが、お察しの通り僕がまったく最適化をしてない(できない)からです。例によってぽぷさんの日記を読んで、最適化とはこうやるものなんだと驚きを感じたのでちょっと感想を書いておきます。

とりあえずローマ字入力で僕がやっている最適化といえるものはおそらく「うんぬん」ぐらいでしょうか。「わざわざ」も「でれでれ」も標準運指ですね。短文系の勝負でこういう単語が出てくると最適化タイパーの相手になりません。。

  • 「うんぬん」右中→右人→右人→右人→右中→右人→右人

xnを使って無いので最適化が足りん!と怒られそうですが。。

まぁ、僕の最適化がこの程度なもんだから書けることもあるわけがないのです(笑)本題の僕が驚いた点について、僕の中では最適化というものはある程度メタなルールがタイパーの頭の中にあって、それを文脈に応じて素早く適応していくものだと思っていたんですよ。

メタなルールがどういうものかというと、例えば「こ」を打つ際の「ko」と「co」の打ち分けについて、(これは実用的な最適化ルールではないけど)「こあら」のように「こ」の次に左手の打鍵が来る場合は「ko」、「こけし」のように次に右手の打鍵が来るときは「co」という感じでしょうか。

まぁ、このルールでは破綻する単語はすぐに見つかってしまいますのでメタな最適化ルールとしては適さないです。実用的なルールを見つけたとしても、それを頭の中に置いといてタイピング中にそれを文脈に適用するのは僕には無理だろうと思って今までやってこなかったわけです。

ところがぽぷさんの最適化メモを見てみると、もっと単純で、そして確実な、一つ一つの単語の打ち方を最適化してそれを覚えていくという方法でした。以前簡単なタイピングの記憶モデルの話を書きましたけど(id:tomoemon:20071210)、単語ごとに記憶されている指運びのシーケンスを新たに上書きしていくということですね。

メタなルールを適用するのであれば覚える量は少ないけど、明らかに実際のタイプ中に処理することが多くなります。余計なノイズを最小限に抑えて速度を少しずつ上げていくという意味では一つ一つの単語を地道に最適化していくのが良いのでしょう。

ちなみに、上書きしていくときにどうやって練習しているのかが気になります。僕も最近「く,こ」について「ku,ko」から「cu,co」に移ろうとちょっと練習していますが、なかなか頭に染み付いた指使いは剥がれ落ちてくれないんですよね。

最適化のルールよりも最適化を身に付ける練習法を教えてっ。