ニコニコ動画貼り付けテストと音の編集について

ニコニコ動画(SP1)が無事に始まって良かった.メンテは絶対に18時に終わらないと思ってたんだけどきっかり18時に終わったもんだからびっくりしてしまった.

僕も動画を張り付けてみる.

ソプラノリコーダーの演奏だけど,自分の演奏と聴き比べてみるととても同じ(楽器は違うけど)ソプラノリコーダーとは思えない音の厚み.

でもってぽぷさんの意見に激しく同意したのでコメント.

「音作り」を自分の演奏を上手く見せるための「ごまかし」だと思っている人がたまにいるけど、それって違うんじゃないかなぁ。(中略)演奏者にとって「音作り」は重要な表現ピースの一つでしょう。

ニコニコ動画(RC2)がSP1へ - a sentient artist
僕も初めて録音して編集しようとしたときに,「これに編集を加えたら一体どれが本当の音なんだろう?」という疑問を抱いた.少なくとも録音媒体に記録されたデータが「本物」だとすれば,手を加えるとそうではなくなってしまう.リバーヴをかける処理なんてまさにごまかしのように思えてしまって,録音した音を変えてしまってもいいものか結構迷った.

でも,自分の部屋ではどうやったって響かなくて,コンサートホールのステージで吹けば気持ちいい響きが得られることを思い出したら,唯一無二の「本物」の音なんて存在しないんだということに気づいた.

そして,コンサートホールで演奏したからといって自動的に理想の音が得られるわけじゃなくて,反射板の角度を調整したり,マイクの位置を調整したりとそこでもさまざまな処理が行われている.

結局他人に演奏を聴かせる際はその環境でもっとも良い音を聞かせられるように演奏者は配慮すべきだし,実際みんなそうしている.そしてそれはどこで演奏しようとも同じなのだ.CDやネットワークといったメディアを介してまったく別の場所にいる人に届けたいと思ったら,やはりそこで作ることのできるもっとも良い音にした上で届けるべきなんだと思う.

リアルで聴く音とCDの音に差がありすぎるとやっぱり問題だろう,ということを理由に音に手を加えることに抵抗を覚えることもあるかもしれないが,どうしたって差は生じてしまうのだから*1まずは差が生じることを納得するべきだと思う.その上で,人や環境によってその差が絶対的なものでないのだから,自分が聴いて納得できる音にする外はないという結論に持っていけないだろうか.

僕はこういう風に考えて納得した.


でもやっぱり音づくりの前に自分の納得できる演奏はできるようになりたいよね.練習時間が少なすぎる...でもでもこんなことしてる場合じゃないのだorz

*1:同じCDでもヘッドホンやスピーカーなどの再生環境によっても音の聴こえ方は変わる.そもそも人の耳の構造が(ry