やっぱり楽器経験者とかの方が速いらしい

タイピング講座のデータ集計をしてみたのでちょっと公開.ピボットテーブルって初めて使ったけどこんなに便利だったのね.

下の結果が過去に楽器または音ゲーを少しでもやったことのある人とそうでない人のタイピング速度の分析結果.単位はひらがなで「字数/分」.

楽器・音ゲー経験 人数 普段 タオル 練習後 伸び
経験無し 160 73.26 29.56 53.05 24.08
経験有り 51 87.98 45.44 77.25 32.70

出席率がだいぶ低下してるのでデータ数はちょっと少ないけれども,予想していたよりも大きな差が出たので良かった.こういうのって「検定」して有意性を確かめるんだっけ.統計の本読み直してみるか.

各項目の意味はそれぞれ次の通り

普段
いつも通りの方法で打ってもらった結果の平均
タオル
手元にタオルを掛けてキーボードを隠して画面上のキーボードを見て打ってもらった結果の平均
練習後
タッチタイプ練習後にタオルを掛けて打ってもらった結果の平均
伸び
「タオル」と「練習後」の差の平均

練習やテストに関して

対象
PC講座に参加している大学一年生
練習時間
約30分
練習・測定ソフト
CIEC TypingClub
練習内容
母音だけからスタートし,徐々に使うキーを増やしていって最終的にあ〜わ行までを習得する
テスト方法
あ〜わ行のみを使った単語を12個打つ

「楽器や音ゲーをやっている方がタイピングが速い」というのはタイパーの間では定説になっていたけれども,限界の速度まで到達したタイパーだけでなく,タイピング初心者でも楽器や音ゲーをやっている方が速度が速く,しかも伸びも大きくなるという結果になった.

パソコンの使用頻度,タッチタイプの練習経験,楽器・音ゲーの種別や経験年数も書いてもらったのでそこらへんを組み合わせて後でもう少し詳しい分析もしてみる予定(上のだけじゃ「タイピング初心者」で成り立つとは言い切れない).でも,あまり属性を組み合わせるとデータ数が少なくなって信頼性が下がるよね..難しいな.