オープンキャンパス1日目

じょしこーせーとお話できる数少ない機会。
うちの研究説明するのはわりと楽で、Webサイト見せながら「研究に関連する代表例がAmazonとYouTubeなんだけどどっちに興味ある?」って誘導するとすんなり話ができる。どちらも知らずに情報系のオープンキャンパスを見に来る人はさすがにいないみたい。高校生についてきたお母様もAmazon使ってるしね。すばらしい。

ちなみに、説明の都合上インターネットの仕組みについて聞いてみたところこんな答えが返ってきた。(質問:インターネットについてどんなこと知ってる?インターネットってどんな仕組み?インターネットにどんなイメージ持ってる?インターネットで何してる?)
「くもの巣状になってて一部で通信ができなくても大丈夫」
「プロトコルとか約束事がある」
「調べればなんでも出てくる」
「動画見たりします」
「サーバがあってそこに要求を出すとデータを来る」

女子高生の口から「プロトコル」なんて単語が出てきてビックリしたけど、受験勉強に忙しい高校生でも割とインターネットについてご存知の様子。

と、えらそうに書いてるけど「インターネットって何?」って聞かれてその本質を答えるのってすごく難しいよね。僕には答えられない。ネットワークの相互接続なんてただの構造の説明だし、サーバクライアントモデルってのは通信の一形態に過ぎない。調べれば何でも出てくる・動画が見れるっていうのは特定の利用方法だ。こういった内容はTCP/IPモデルの階層に当てはめて説明することができる。
でも、そんな技術的な話だけじゃインターネットの説明にはならなくて、例えば犯罪予告みたいな技術とはあまり関係のない社会的な問題が発生したりする。インターネット上のデータはすべてコンピュータで扱えるはずなのにコンピュータには理解できないデータが多すぎる。そういう意味でも技術面だけじゃ説明ができない。

んじゃ何なのだ?
なんなんだろうねー。
卒業するまでに考えがまとまるといいな。