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大学生になってから回るオープンキャンパスの方が楽しいよ

今日は午前中だけ説明して,午後は見る側になって友達のいる研究室をいくつかお邪魔してきました.そこで感じたのがまさにタイトルの通りで,友達がやってる研究に関してあれやこれやと意見を交わせる機会って滅多にないなのでかなり楽しめました.他の学部も回れば良かったなー.

大学生になったら高校生とは違う視点になるのは当たり前ですが,大学生になってからもまたいろいろな視点で見て回れる,実は何度も楽しめるものなのです.

以下,自分の経験に基づいた異なる視点のオープンキャンパスの見え方です.言いたいのは一番下の「大学院生〜」のところです.みんなはどういう風にオープンキャンパスを回ってたのかしら.

高校生

高校生と一口に言っても1年生と2年生ではやっぱり違うし(3年生はこんなとこに来てる余裕はない),行きたいところを決めて訪問しているのか,なんとなく学校のツアーで連れてこられたのかでも全然違う.
でも,大体みんなに共通してるのは,その大学でやっている研究そのものに一番の興味があってきているわけではないということ.大学の人たちが研究に関する説明をしてくれる中で「研究の楽しさ」「学生の雰囲気」「大学の施設」とかそういった大学の空気を感じに来ているんだと思う.
研究の「楽しさ」と書いたのは「面白さ」ではないということ言いたかったから.こう言うと高慢かもしれないが,基礎となる知識がゼロの状態で研究の面白さを短時間で理解してもらうのは難しい.見る側も見せる側もそれをわかっているからこそ,即物的な楽しさを伝えられるような工夫を凝らして「モノ」で魅せる.

そういうわけで高校生のオープンキャンパス訪問で研究内容で楽しむことは結構難しい.僕自身もオープンキャンパスで見た研究に関する記憶は「メロディーラインを鼻歌で歌って曲を探すというシステムが楽しそうだった」程度.

大学生前半は遊んでるよね

大学探しのためのオープンキャンパスからは解放され,見せる側でもないので何も気にせず研究室を回ることができるが,ぶっちゃけ研究室を回って研究を見て回るよりも面白いことがたくさんあるのでわざわざ回ることは無いような気がする(笑
それでも行くという意識の高い学生もいるかもしれないが,研究室で扱うような専門知識に関してはまだ未熟な部分が多いので面白さを理解するためには時間を掛けて研究室の人から説明を受ける必要があるだろう.

大学生後半で少し研究を意識するかな

研究室やゼミを選ぶために見に来る学生もちらほらいるかもしれない.ここらへんでようやく研究そのものを気にして回る人が増えてくるはず.周りでは研究室選びの基準はコアタイム(研究室にいないといけない時間)とかそういう生活面に関する内容や人間関係が重視されていたような気もするが,それも当然と言えば当然か.
専門に関する授業も受けて,例えば情報系だといくつかのアルゴリズムを知っていたりする状態で研究に関する説明を受けることになる.でも,英語で言えばようやく英単語を覚えてきたという程度で,研究に関する対話ができるような状態ではない*1.やりたいことが定まっていない学生にとっては,ある意味高校生と同じように研究室の空気を感じに来ていると言えるのかもしれない.
僕の周りにゃ「〜がやりたい!」っていう情熱的な学生は見かけなかったのでちょっとイメージしづらいけど,やりたいことが決まっている学生にとっては大学生のありあまる時間で専門知識を磨いて対話することも可能だろうね.

大学院生になったら友達と研究の話をしたいね

んで,ようやく今.ここに来て今までと違うのは大きく二点.

  • 自分が研究を始めた
  • 友達も研究を始めた

自分が研究を始めたことで,研究に関する専門知識とその周辺の知識を身につけてきているはず.周辺知識があるおかげで似たようなテーマを扱っている研究室にお邪魔してオープンキャンパスで解説されるような「楽しい話」になら疑問をぶつけたり,意見を交わすことが可能になる.この段階でようやく「楽しい話」は「面白い話」に昇華していくわけだ.専門に近いテーマに関する詳しい話を聞くことで自分の研究に関する知見も深まるというメリットもあるね.
んでもう一つ.普段,他愛ないオタ話をしている友人もまじめに(?)研究をしているわけで,大学院生のオープンキャンパスってのはその研究内容を聞きに行ける貴重な機会なのだ.だってそうでしょう.酒を飲んだり,遊びに行ったり,カラオケに行ったりしてるときに互いのまったく分野の異なる研究について語ることってまずありえない.もし話したとしてもキーワードや概要程度だと思う.
実際,僕が知っている他の学部の友達が関わっているキーワードって「うに」「農村」「遺伝子」「コンタミ」とかその程度ですごくボキャブラリーが貧弱.研究に関しては互いにその程度の理解しかないけど,オープンキャンパスとなれば魚が口を開けて待ち構えているようにポスターとかパネルとかいろんなネタを用意して説明してくれる.知識ゼロでも気心か知れてるから気負わずにいろんな質問がぶつけられる.そして,対話ができるから研究に面白さを感じられる.

自分の研究ですらめんどいのに友達の研究なんてさらにどうでもいいって?自分と一緒にいない時間の大部分をその研究に費やしているっていう風に考えれば,友達がどんなこと考えて,どういう風な態度で研究に臨んでいるかっていうのは僕はすごく気になるな.

と,こう考えると他の学部を回れなかったのは本当にもったいないなぁorz

*1:まぁ,これも「僕はできなかった」という話だ