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AZIKの弱点その2

その1は文節区切りを認識するのが難しいということで。体で覚えてない単語を打つのが難しいという意味ではこっちも似たような問題ですが、別の方向からの切り口です。

最近はタイピングー(バトタイ)にもちょくちょく行ってワードに慣れようとしているのですが、別のソフトで練習しようとするとAZIKの初見ワードに対する弱さが浮き彫りになります。僕の感じでは初めて見る単語でもQwertyローマ字ではそこそこに打ててもAZIKでは止ってしまうことが多いです。

そこで少し考えてみましたが、初見ワードに対する強弱はおそらく、各配列が持つ出力の平均長に依存するんだと思います。なんか変な言葉ですが、具体的に説明すると下のような感じです。

Qwertyローマ字では入力と出力の関係は以下のようになります。出力の平均長というのは、ローマ字入力で使用できる定義で出力される文字数の平均を指します。各定義の実際の使用頻度をかけ合わせるとより現実的ですが、ここではとりあえず定義だけを考えます。例えば下の四つだけ考えれば平均長は

(1 + 1 + 2 + 3) / 4 = 1.75

になります。「っ」を含んだ定義も考えると3文字がQwertyローマ字における最長の出力です。

入力 出力
a
na
shu しゅ
ssha っしゃ
... ...

一方でAZIKはどうかというと下のように2文字出力や3文字出力がかなり多くなるため平均出力長が長くなります。計算したわけではないのですが、おそらくそうなるはずです*1。ちなみに、tomoemon-AZIKでは「しゃちょう:xcp」なんて定義もあります*2

入力 出力
a
nq ない
kl こん
xh しゅう
kgp きょう
... ...


定義の1単位の文字数が長くなるとなぜ初見ワードに弱くなるかというと、より先の文字まで見ないと打つことができないからです。AZIKで「きょう」という単語を打ち始めるときに「き:kf」で打ってもいいし「きょ:kgo」で打ってもいいし「きょう:kgp」と打つこともできますが、省入力化することを目的にAZIKをやっているので当然「きょう」と打てる場面では「kgp」で打ちたいのです。そのため、「き」という文字を認識したときに即座に「kf」と打ち始めることができず、躊躇することになります。


タイプウェルで二千回打ち切ってバトタイに行っても発生する現象なのでおそらく今後どのソフトで打っても同じような問題はあるはずです。とはいえ、打ちづらいワードはどんどん体で覚えていけばいいわけだし、覚えれば覚えるほどこの問題は発生しづらくなるので致命的な問題というわけでもないと思っています。

*1:後でタイプウェルのワード群でやってみます

*2:一応これも同指打鍵回避拡張のおまけです