スノボ練習で最適解の探索

というわけで、泊まりがけで長野へスノボしに行ってきました。当日の天候や雪の状態が心配でしたが、木・金あたりに大雪だったようで、積雪量も雪質も良く天候も快晴とこの上ないスノボ日和でした。しかも、土曜の夜にさらに雪が降って日曜の昼にはまた快晴と2日続けて文句無しのコンディション。とても気持ちよく滑れました。


今回も友人に教わりながら滑ろうと思っていたのですが、滑り始めたら思いのほかすいすい滑れて、周りから見たらすでに「スノボ滑れる」レベルにはなっていたみたいです。前回のスパルタ教育に感謝。そんなわけで今回は「ターンする度に大きくブレーキをかけずにできるだけ速度を出す」のを心がけて滑りつつ、上級コースのこぶに挑んでみたり、ジャンプとかのトリックの練習をしてみたりと、いろいろチャレンジしてみました。
さすがに急な斜面のこぶはまだ無理でしたがあれは面白いです!ジャンプは小さいキッカーで飛ぶのは少し慣れましたが大きいのは怖いですねー。最後のジャンプでは左肩から落ちてグキっといきましたw


ジャンプはまぁ置いておいても、今回は膝とおしりにプロテクターが入っていたので、けがを怖がって萎縮せずにいろんな動きに挑戦できました。プロテクターの類はけがを減らすという意義も大きいですが、成長していくためにも欠かせないですね。


人によって体を動かす技能を学習するときのイメージはいろいろだと思いますが、僕の中では下のようなグラフがあって、横軸がいろんな体の動かし方、縦軸がその評価って感じで最適解を探索していくイメージです。

転んだりして失敗すると評価が低くなるので、より高い評価になるような動きを試してみるわけですが、けがを怖がっていたりすると動きを変化させる幅が小さくなってしまいます。例えば上図の真ん中らへんの動きで失敗したときに、大きく動きを変化させて評価を大きく変えるか、堅実に小さく動きを変えて少し良い評価を得るかという2つの選択肢があり得ます。幅5ぐらいの大きな変化が起こせたら右にあるより高い評価を得られるかもしれませんが、大きな変化はどんな結果になるか予測できません。
少しずつ動きを変えてどんどん成長して行ければ良いのですが、一方で幅1ずつしか動けないと真ん中にある局所的な最適解にはまってそこからの成長が望めなくなってしまう場合もあり得ます。それを避けるための大きな変化を伴うチャレンジと、それを支えるためのプロテクター、そしてほんの少しの勇気が成長には欠かせないなと思うわけです。
この考え方自体はスポーツに限った話ではなく、すべての行動に当てはめることができるはずですが、さすがに毎日のすべての行動にこんな成長志向を当てはめたら大変なことになっちゃいますね。これは!という自分が伸ばしたいと思ったことについては、新しいことにチャレンジできる(自分と周りの)環境づくりを心がけたいものです。


次のスノボもいっぱいチャレンジしましょう。





ああ、今日はバレンタインだったか。