各種デスタワーのポイント計算
約1年前にぷよぷよ通を始めて、飽きるどころかますます楽しい今日この頃なので日記のカテゴリを追加することにしました。先日アーケード台を2時間借りて100本ぐらいやってみましたが、1P側と2P側のスティックの違いにびびりましたね。ゲーセンでやるのはタイピングゲーム(もうほとんど見かけませんが・・・)か、ちょこっと音ゲーぐらいで、スティックを使うゲームをほとんどやったことが無かったので、あんなに違うもんだとは思いませんでした。
さてさて、今ニコ動で大人気のぷよm@sは以前紹介した気がしますが、現時点の展開では「デスタワー」という組み方がかなり強いという扱いになっています。デスタワーは下図のような形の致死2連鎖(2連鎖トリプルorクアドラプルorクインティプル)で、この場合は2連鎖でおじゃまぷよを6段分送ります。
おじゃまぷよの相殺がない初代ぷよぷよではかなりの強さを誇りますが、ぷよ通ではどうでしょうか。最近ちょっと気になってデスタワーを練習しつつ友人と遊んでいるのですが、積む速度が同程度であっても凝視*1がほとんどできないレベルの相手と戦う場合はかなり有効です。こっちは4〜5段のおじゃまぷよを送れる程度に積んだら、あとは相手が発火できないタイミングを見計らって打つだけで潰せます。
では、逆にこの動画のmomokenのように常に敵のフィールドを見れる上級者と戦うときはどうかというとかなり厳しいでしょう。以下の動画は、ぷよぷよ対戦中のプレイヤーの視線を計測したもので、1Pのmomokenが相手フィールドを常に見ながら組んでいることがわかります。
トッププレイヤーは常に複数の発火点を保持しながら、本線・副砲を構えているので隙が少なく、隙を見つけられないまま本線が伸びていくと連鎖力でかなり不利になります。
例えば以下の図は6連鎖目で4つ同時消し、合計9連鎖分の36個のぷよを消していますが
36個のぷよで普通に9連鎖消した場合と比べて、得点で22120(6連鎖クアドラプル)と27880(9連鎖)のように大きな違いがでます。この差5760点はおじゃまぷよの数で言えば82個になります。2連鎖ダブルと3連鎖がほぼ同じ、3連鎖ダブルと4連鎖がほぼ同じ数のおじゃまぷよを降らせることができるのですが、連鎖数が大きくなっていくとこの差が徐々に広がってしまいます。
まったく今日のタイトルの話に近づきませんね・・・。まあ上級者相手にこの定型デスタワーが有効であるとは思いませんが、仲間内でやる分には結構効くし、自分自身がやられてもかなりの確率で潰されると思うので、互いのレベルアップのために練習する意味はあると思っています。
そして、その練習のためにどの程度のぷよ(同時消し数、色数、連結数)を消せばどれくらいおじゃまぷよが送れるのかを網羅的に計算してみました。致死連鎖(おじゃまぷよ70個程度送れる連鎖)にするためのざくっとした方法は動画中でも紹介されていましたが、実際どの程度違うのか気になったのでやってみました。グラフィカルにできれば良かったのですが、とりあえずGoogleスプレッドシートにぶちこんでおきました。
Google ドキュメント へようこそ
同時消し数を2〜5セット(ダブル、トリプル、クアドラプル、クインティプル)、各連結の連結数を4〜8まで変え、色数を1〜セット数まで変えてすべてのパターンで得点を計算しています。
こんな感じの出力になります。1個目の例、2個目の例、4個目の例
色数 | 同時消しの個数の組み合わせ | 得点 | おじゃまぷよ数 |
1 | [4,4] | 680 | 9 |
2 | [4,4] | 920 | 13 |
1 | [4,5] | 940 | 13 |
2 | [4,5] | 1210 | 17 |
1 | [4,6] | 1140 | 16 |
2 | [4,6] | 1440 | 20 |
1 | [4,7] | 1360 | 19 |
2 | [4,7] | 1690 | 24 |
1 | [4,8] | 1600 | 22 |
2 | [4,8] | 1960 | 28 |
これはすべて2連鎖ダブルの例ですが、色数が1色の場合と2色の場合で全然得点が違い、連結するぷよを1つ付け加えるだけで意外とおじゃまぷよの数が増えることがわかります。例の自動生成までできれば良いですがちょっと難しそうです。
*1:相手のフィールドを見て連鎖数などを把握すること