2ch この問題おかしい!

後輩から教えてもらったのですが、たっぷり考えさせてもらいました。

ジョーカーを除いたトランプ52枚の中から1枚のカードを抜き出し、
表を見ないで箱の中にしまった。
そして、残りのカードをよく切ってから3枚抜き出したところ、
3枚ともダイアであった。

このとき、箱の中のカードがダイヤである確率はいくらか。

Car insurance for young drivers


Wikipediaのここのページを見て理解できました。
モンティ・ホール問題 - Wikipedia


上の続き。
正直この問題も面白いと思いますが、こういう論争が起こること自体に2ちゃんねるの面白さを感じますね。これは、誰もが平等であって誰にも権威がないという2ちゃんねるを代表とする匿名掲示板の性質がはっきりわかる例だと思います。


権威がない人間の言うことはとりあえず信じないのが人間。
大きな権威を持つ人間の言うことはやっぱり信じてしまうのが人間。


正しい答えを誰かが言ったとしても、それを理解できない人は反論し、さらにその反論に別の誰かが反論をするという堂々巡りはありがちですね。しかし、一方でネットで質問した答えをとりあえず信じて行動するというパターンは結構多いです。「wavからmp3にする方法を教えてください」とかよくありますよね。こういう質問への回答を質問者はとりあえず信じてすぐに実行してみるはずです。


結局は行動を起こすまでの閾値の問題なのでしょうか。昨日読んだポール・グレアムのハッカーと画家には「簡単に適用できてとりあえず使えるテストほど便利なものはない」とありましたが、これは一方で手間がかかる作業は誰もしたくないということです。他人が解いた数学の問題の解が正しいかどうか確かめたいなんていうのは数学家か時間をもてあましている人だけでしょう。その点ソフトが使えるかどうかならマウスを動かしているだけで確かめられます。


他人の解を確かめるのは面倒、自分の思いついた解を押し付けるのは簡単。
そういう考えが匿名掲示板だからこそ出てきてしまうのでしょうか。


ちなみにハッカーと画家は本にもなってますがネット上でも読むことができます。短いので20分程度で、ハッカーがなにであってなにではないのかがわかると思います。(これを言いたいがために引用してみたw)
Hackers and Painters