ブログをどこまで信じるか

プログラマ兼社長のブログを見て妄信し大学院をやめてその会社に入社したはいいが、自分の想像していたものと違ったことから離職。今になって「ウラミハラサデオクベキカ」と会社に入っていたときのあることないことを自分のブログでさらけ出してブログ炎上。*1


というわけで久々に2chのスレを追いかけてみた。
が、すでにもうぐだぐだなのでやめる。
祭りを追っかけながら仕事をする?そんなのムリムリ。


今回の騒動は個人的にはネット上のすごい人の裏が垣間見えてよかった。僕自身もこの人はコンピュータ関係のことならなんでもできるんだろうなと半分妄信していた。実際今でもすごい人であるという印象は変わらないが、ブログから読み取れることだけでそれに関する周辺の事実を推測してしまうのは危険な可能性があることは理解した。


あくまで可能性と書いたのはネット上にはすごい人がいるもんだなー自分もがんばらにゃ、と思う分には妄信結構だと思っているからだ。自分より上の人間がいるということは僕にとってはそれだけでやる気につながるので、勝手にすごいと勘違いして偶像を追いかけて努力するのもまんざら悪いことではないだろう。


しかし、今回の件はそう良い結果には収まらない。妄信したままに行動して失敗してしまったのである。僕にも十分ありえそうなことだったので身につまされる。僕としては常々上記のような考え方をしていて、良いものを良い悪いものを悪いと見分けられなくてもそれはそれで幸せなんじゃないかと思っている。知らぬが仏なんていう言葉もあるが、必ずしも客観的事実を認識することばかりが良いことではないはずである。


しかし、そうやって得られた幸せは個人の中で収まっているものであり、いわばレベル1のコミュニケーションにおいてのみ成り立つものである。一般常識あるいは多数を占める意見としての良い悪いを認識できずに、それをベースにして他人と交わりを持とうとすると簡単にその幸せは綻びを生じてしまう。今回の件はまさにそれを示しているのではないだろうか。


僕の中では考えが少し進んだ気がする。
当たり前のことですか?そうですか。


今回の件に関連してかid:ryoko_komachiさんのブログが消えてしまった。興味深い記事がたくさんあったのでこれは非常に残念。気づいたら消えてしまっていたので真相もよくわからないのだ。今回の件に関連しているのだったら騒動の本人をちょこっと恨みます。

*1:ブログ炎上という言葉はここで初めて知りました。参考リンク:[http://q.hatena.ne.jp/1112807937:title]