ほめられると調子に乗ります@Word講師

8時に家に帰って11時まで寝た後、午後2時からの講師の準備。


まず、ティーチングプランで流れを再確認。
今週一週間やってきて他の講師からの申し送りを確認。
そして、基本的なアウトライン操作の確認。
さらに、全体のスライドの流れを確認。
最後にしゃべる内容を考える・・・時間はなかった。


この時点で講座の進行はほぼアドリブとなることが決まった。アドリブというのはスライドに載っていないことで、場面から場面への間を持たせたりといった講師が好き勝手やる部分についてである。もちろんワードの操作を教える部分は流れを守ってやる。


この講座ではまず例としてある文章を渡して、アウトライン表示でレベル設定を行いアウトラインとはなんなのかを受講生に理解してもらう。そして、後半の実習段階でアウトライン表示を使って文章を作成したあとに、印刷レイアウト表示で見栄えを整えるという方法をレポートの書き方として教えている。


これに異論を覚える人もいるかもしれない。僕自身も印刷レイアウト表示をずっと使ってきた人間なので、講座が始まるまではアウトライン表示の利点には疑問を持っていた。しかし、この講座をやることで、いや今日講師をやっている最中にこれはなかなか良いものであるということに気づいた。

  1. アウトライン表示で文章を書き
  2. 印刷レイアウト表示で見栄えを整える


このやり方は実際にレポートを書く上でもメリットがあり、私達講座スタッフが講座を運営する上でも非常に扱いやすい方法なのである。去年おととしは印刷レイアウト表示で頑張ってきたが、これを使っているといつも遭遇する問題があった。


文章を少し書いてフォントいじりに集中してしまう子が多いのである。


レポートを実際に書いてみようといって印刷レイアウト表示を使っていると、少し文章を書いてフォントいじりに集中してしまうことが多い。なぜ、視覚系に関することをいじってしまうのかといえば、文章を書くのに比べて手軽に見た目の変化が得られるからだろう。スタッフが見回っているので、書く手が止まっているという気まずさを回避するためにとりあえず色でも変えてみようかと考えてしまう受講生もいるかもしれない。


そう。印刷レイアウト表示は受講生に逃げ場を用意してあげるようなものなのである。そして今回登場するのがアウトライン表示である。受講生にとってはきっと新しい概念だっただろう。そこで私達が教えるのは文章の書き方とレベル設定のみ。こうして縛りをつけることでアウトライン表示でしっかりと文章に集中させることができるのである。


実際アウトライン表示でもフォントいじりはできるのですが、そこは「フォントがいじれることを教えない」「まずはアウトライン表示で文章を書くのだ」「見た目は印刷レイアウト表示で一括していじる」という指示で回避する。


といったことが講座中に思い浮かんだのでポイントだけ適当にしゃべっておいた。周りのスタッフからはわかりやすい説明だったと言われたが、本当に良かったのかにゃ?アドリブでやっているとぽろっと良いことが言えてしまうこともあるのだが、基本的にその場の勢いでしゃべっているので最後にうまくまとまらないことも多い。


担当の職員さんから「Tさんはいいこと言っていますが、語尾が弱くなっていって聞き取れませんよ」という指摘を受けたが、まさにそれは自分で言っていることがうまくまとめられないために起きている現象だ。


スタッフのみんなはそこらへんを見極めて突っ込みよろしく。というか自分反省しる。なんとなくできてしまうと、前準備がテキトーでもどうにかなるじゃんと思ってしまう自分がいるのが恨めしい。