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YAML

Rubyist Magazine - プログラマーのための YAML 入門 (初級編)
テキスト形式のデータフォーマットはini,csv,XMLなどいろいろありますが最近知ったのがYAMLという形式。"YAML Ain't Markup Language"の略で、HTMLやXMLなどのマークアップ言語ではないと自らの名前が主張しているように、データの表現の仕方も取得の仕方もこの2つとはまったく違います。


例えば、配列を表現するために[-]、ハッシュを表現するために[:]を使います。

- aaa
- bbb
- 
  id: hatena
  pass: xyz

と書いたyaml形式のファイルをロードすると以下のような値が返ってきます。

["aaa", "bbb", {"id"=>"hatena","pass"=>"xyz"}]


簡略な記述方式もそうですが、データを読み込んでプログラム中で使えるようにするために面倒な処理を必要としないのがありがたいところです。しかも、文字列や数値、真偽値といった値をそこに書かれた文字列に対応して自動的に変換してくれるため、プログラムで使うデータを「そのまま」記述することができます。Rubyではすでに標準でサポートされているデータ形式で、Railsアプリでもデータベースの設定ファイルがこの形式になっているようです。PythonではPyYAMLを使うとよさげです。

AtomとRSS

The Atom Project - Atomとは何か: RSSやXML-RPCとの比較、そしてAtomAPIの使い方まで
卒論でRSSを使ったものを作りたいと思っているのでちょいと調べてみました。はてなRSSリーダーを使い始めたときにrssとかrdfとかatomといった単語が出てきて面食らった覚えがあるのですが、なぜそんなことになっているのか理解することができました。


AtomにしろRSSRDF)にしろ、簡単に言えばWebページの更新情報を伝えるものなのですが、規格のあり方に問題があるRSSが先に広まってしまい、これでは駄目だと新しく作ったAtomと混在してしまっているのが現状のようです。更新情報を取得する際に(ユーザにとっては至極迷惑な)rssにするかatomにするかといった選択肢があるのも、現状の混迷した状況にできるだけ対応するためなのでしょう。