先生に薦められて読んでるもの
Apache Lucene 入門 ~Java・オープンソース・全文検索システムの構築
- 作者: 関口宏司
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2006/05/17
- メディア: 大型本
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あまり聞いたことがないかもありませんがタイトルにあるとおりJavaで書かれた全文検索システムに関するお話です。まだ前半しか読んでいませんが、インデックス付き検索ってどうやってるの?という僕みたいな初心者でもわかるように書いてくれています。Javaでの実装について詳しく書いているわけでもないので、Javaを知らなくても全文検索の雰囲気を知るには良いと思います。まさに入門書です。
個人的には「はじめに」の落とし方がツボでした。
チャンス発見の情報技術―ポストデータマイニング時代の意志決定支援
- 作者: 大澤幸生
- 出版社/メーカー: 東京電機大学出版局
- 発売日: 2003/09
- メディア: 単行本
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データマイニングってどんなことができるんですか?と聞いたら渡された本です。途中でデータ解析について詳しく始める部分もありますが、基本的に読み物ですので普通に読み進めることができるはずです。社会調査のチャンス発見、気象のチャンス発見、マーケティングのチャンス発見、2ちゃんねるの分析など多くの事例に関する情報が載っているので、どんなことができるのかということについては幅広く知ることができて面白い本だと思います。
読み始めると至る所で「これからの時代、データマイニングでは力不足だ」という感じのことが書いているので違和感を覚えますが、これはそういう本らしいです。従来のデータマイニングが大量のデータから頻度の高いものを見つけるための手法なのであり、ここでのチャンス発見とは稀な事象だけど重大な事象(例えば地震とか)を過去のデータから見つけるためのものであるという位置づけのようです。
とはいいながらもやはりデータマイニングで培われた技術は使うので、データマイニングについては勉強しないといけないなという気にさせてくれる本です。
研究室にいてありがたいのは面白い本がたくさん置いてあることですね。しかし、新しい本を購入するペースが早いため、読みたい本を自分の机の上に積み上げてばかりです・・・。