Brighter than dawning blue

というわけで、まとめシナリオ終了→おまけシナリオ終了


月曜日から始めた「夜明け前より瑠璃色な」ですがようやく終了しました。今週は家にいる間ずっとやり続けたんですけど、一週間かかってしまいました。学校→ゲーム→学校→PC講座→ゲーム・・・。なんでこんなに焦ってプレイしたのか僕もよくわかりませんが、ようやくダメ週間が終わってちょっとほっとしていたり。
しばらくはお腹いっぱいです。


では簡単に感想を。

従姉妹と義妹と主人公の三人で構成される朝霧の家、そしてホームステイしてきた月の姫とメイド、さらにお隣の高見沢家を主だった登場人物にして構成されているこの世界。妹が義理であることはよくありますが姉さんも従姉妹な主人公の家には親子・兄妹関係が存在しません。直接的に血がつながっていないゆえに「家族」であることを強く意識しなければならない、大切にしたいという気持ちがよく伝わってくる話でした。


「家族」が一つの大きなテーマだけあって「うぐぅ」と同じくらい登場する頻出ワードでした。


ホームステイしにくるというのも変わった設定だなと思っていましたが、血がつながっていなくても「家族」であれる朝霧の人たちがフィーナやミア、リースをすんなりと受け入れるのはとても自然なことです。「家族」の絆を確認しあうという点に関してはうまい設定だったと思います。全体を通して面映いくらいの絆が表現されていますが、こういうのは嫌いじゃないです。


フィーナが「月の姫」であるという設定も最初からかなり疑問に思っていたのですが(海外の国の姫でもいいじゃない)、月と地球の間に立つ姉さんや月学部を目指す主人公、ロストテクノロジーを管理するリースと、全体のシナリオを通して一つの世界観ができたので最後には納得です。


最後にフィーナについて。
シナリオも人柄も一番良かったです。まず一国の姫という立場がとても新鮮でした。気品がある、威厳があるというキャラクターは見かけますが、社会的にがちがちの制約がある姫というのは初めてでした。話的には主人公と道ならぬ恋に落ちて二人で頑張って最終的に認めてもらうというのは誰でも予想できると思うのですが、その過程のフィーナがかっこいいっ!かわいいっ!しびれるっ!のです。主人公がとてもヘタレなシナリオでしたが、その分フィーナの活躍が際立つこと受けあいでした。
生まれてからずっと国のことを考えてきたフィーナと、平凡にすごしてきた主人公の立場の差を考えれば、適度なヘタレ具合だったのかもしれません。


ちなみに二番目はリース。
クールロリっこの上にもう一つの人格がお姉さん気質って卑怯ですよー。


人気が高いのも納得の内容でしたね。
一週間かけてやり通したかいはありました。満足です。