後期スタート

後期の講座が始まりました。以前から何度も書いていますが、後期は初級・上級という風に分かれて受講してもらいます。上級コースではFlashの作成やActionScriptでプログラミング、HTML・CSSなどWeb関連技術を学んでもらおうと画策しています。


今日は早速Flash作成に取り掛かってもらいましたが、受講生のやる気が感じられて良い雰囲気だったと思います。一般的にマウス操作などの簡単な作業よりもプログラミングなどの高度なスキルを教える講座の方が受講生のモチベーションが高いので教える側としては楽です。これは、初級者向けの内容を受ける人は「とりあえずこれはやっといた方がいいかも」という風に明確な目的を持たずに受けることが多いからで、PC講座の受講生も春の段階では多くがそういった低いモチベーションで受講しています。


一方で、プログラミングや動画作成といった高度な内容になると、受ける側もあらかじめそれほど簡単ではないだろうことを知っているので、それなりに技術習得に向けた覚悟というかやる気を持っているものです。そういう人を相手にする場合は「なぜこの技術を講座で扱うのか」といったモチベーションを上げるための前振りが必要なくなるか、最低限で済むため時間的にも講座の展開的にも楽になります。


で、ここまで書いて失敗したなぁと思うのは今回の募集の仕方だと必ずしも受講生がこの条件を満たしていないということです。後期が始まる前の時点で初級か上級かという大雑把な分け方をしたのですが、上級コースの中にはさらにFlash作成講座とかプログラミング講座とかHTML講座とか複数の講座が入っています。受講生が興味を持っている内容は当然ばらばらであるため、毎回の講座ですべての受講生に高いモチベーションを期待することはできません。


そう考えると上級コースは一々募集を取ったほうが講座の運営としては楽にできたのだと思います。しかも、一々募集を取るほうが受講生の数はおそらく少なくなるため、より密度の高い内容を教えることができるはずです。


この二つは少ない(だけど興味を持っている)人数で濃い内容を伝えたいか、多くの人にいろんな技術に興味を持ってもらいたいかという考え方の違いからくるもので、運営側の思惑と達成したい目標にしたがってやればよいわけです。それで、あらためて考えてみると僕としては後者の立場なので、結局は今回のやり方でも良かったかなという結論になります。


限られた少人数に濃い内容っていうのも非常に魅力的なんですけどね。
来年はどうにかして両方を達成できる方法を探りますか。