打鍵タイミングをピアノロールっぽく

やりたいことその2.
タイピングソフトに関わらずタイプウェルのように打鍵の詳細を記録するソフトを検討中.その中に組み込もうとしている機能の一つが今回やってみたキーボードの押下している時間をピアノロールっぽく(むしろガントチャートか)表現すること.練習するソフトに関わらず打鍵の癖とか配列の特徴を確認するのが目的.

具体的に言えば飛鳥配列の同時打鍵のタイミングを見たかったのだけど,今回はとりあえずローマ字配列でタイプウェルをやったときのタイミングを図にしてみた.こういうときはHTMLで出力すればいいので楽なんだけど,CSSのpositionプロパティの挙動がFirefoxとIEで違って困ったorzとりあえずFirefoxで上手く表示できる形で..

以下の図がタイプウェルをスタートしてから5秒〜10秒の打鍵タイミング.今回はキーボードの状態を5ミリ秒ごとに取得している.
打鍵タイミングの記録
※画像をクリックすると原寸大表示,32の部分はスペースキーです.

ローマ字配列でも予想以上に複数のキーを同時に押していることが多くて驚いた.それに加えて,打鍵速度を考えれば1打鍵ごとのタイミングは0.01秒オーダーなのにキーを押してから離すまではたいてい0.1秒近くかかっているのも面白い.

AやSの押下時間が長く,TやUの押下時間が短いことから,人差し指などの動きやすい指の特徴が表れていることがわかる.押下時間に注目してみると,小指がほかの指に比べてどれくらい動けていないかがわかるので練習の指標になるかもしれない.

ちなみにこの画像だと横幅750pxに5秒分の情報を詰め込んでいるので,1pxあたり約7ミリ秒の精度で情報を表現できるが,例えば打鍵トレーナーの一般的な一回の練習時間の60秒にすると,1pxあたり80ミリ秒の精度まで落ちてしまう.最低限10ミリ秒程度の精度は残したいのでズーム機能とか,10秒分ずつページ分けして表示するといった機能が必要.

HTMLで見せようと思うならCSSの本でも読んで勉強しないと駄目だな.