歌謡タイピング劇場

上級部屋に入れる30000pt.獲得するところまでやってみた。まぁ、確かにやりこみたいとは思わないけど、ゲームのルールやユーザの囲みこみ方は面白いと思う。曲の難易度も人数を減らせば調整ができるという点で速く打てる人もそこそこ楽しめる。しかし、ユーザ間のランキングとかプレイ終了後の打鍵速度とか何も出してくれないので物足りなさはしっかり残る。

上のエントリとも関連してこのゲームをプレイして思ったこと。初心者を基本ターゲットに狙ったタイピングゲームってあんまり詳細な記録を出さないんだけど、それはタイパーが眼中に無いからではなくて初心者を大事にするためじゃないだろうか

ぶっちゃけみんながみんな競争大好きで他人と速度を比べるのが好きなわけではないだろう。好きな人は勝手にタイパーへと育っていくわけだけど、たぶんたいていはそうじゃない。むやみにいろんな数字を出してしまうとどうしても他人と比較せざるを得なくなって、それが逆にタイピングのモチベーションを下げることにつながる可能性がある。*1

変態(称号的な意味で)タイパーの存在なんて知らねーよという場合もあるかもしれないが、そう考えればタイパーのことを一見考えていないようなタイピングゲームを馬鹿にすることもできない。面白い要素を積極的に取り入れる素材にするべきだ。逆にタイパーにとって素敵なタイピングソフトが一般のユーザにとって素敵なソフトとはなりえないことはタイプウェルを例にとればすぐにわかるだろう。

タイパーと一般ユーザ両方を同時に囲い込めるタイピングソフトの開発はぶっちゃけ無理だと思う、というエントリ。

*1:情報教育関係の研究会に行ったときに学校の先生にそう諭されたことがある