タイピングソフトの不確定要素が少ない理由

シャドールーム〜タイピングやゲームの部屋〜 日記2008年3月

ネットゲームの話がいろいろでてきてまして、興味深かったのは
> 強い人と弱い人の差が明確に出ちゃうんで,100回やって100回とも勝敗が決まってるなら,やらなくていいじゃんとかなりがちです。
タイピングゲームの敷居が高いのは、これがあるんですよね。
不確定要素が少なすぎるので、勝てない相手には逆立ちしたって勝てない。
その点、スマブラの4人対戦だといくらでも逆転要素があるから、初心者でも面白い。タイピングゲームも、もしかしたら勝てるんじゃないと思えるような(錯覚でもいいから)仕掛けが必要じゃないかと思いますね。実際は10回に1,2回勝てる程度でかまわないんですけど。

タイピングゲームの勝敗にタイピング以外の要素を加えたという意味では月姫打が最高のサンプルだと思う.僕自身新しくタイピングゲームを作ろうと思った時に最も参考にするべきは月姫打だと考えている.

市販ソフトもそうだけど,誰でも自由に作れるフリーのタイピングソフトが無数に存在するにも関わらずこのようなタイプのソフトがほとんどないのは「タイピングソフト」の概念がおそろしく単純で実装が容易だからなのではないかという疑問.

ちょっとタイピングソフト作ってみようかなと思った時に,簡単にすぐ「タイピングソフト」と名乗ることのできるソフトになってしまうため,そこからさらに新たな概念を加えようとする思考に至らないのではないだろうか.

実際,スクリプト言語を使った場合きちんとウィンドウを用意したとしても100行未満でタイピングソフトを作れてしまう.次にこだわるのはグラフィックかサウンドか詳細な記録か.

とは言ってもその他のジャンルのゲームについても,既存概念から大きくずれるようなソフトの割合は極めて少なく,必ずしもタイピングソフトに限った話ではないのでメモ程度.