面白くてもつまらなくてもいいじゃない

何にでも「つまらない」という友人 - ロケット姉妹(仮)

「今期は面白いのは全然ないね。メイドガイも見れなくはないけど、そんなでもないよ」と。……まあ、それ自体は何も問題ない発言だった。
作品の趣味にもいろいろあるし、そういうことも珍しいことではないだろう。で、俺は彼にこう聞き返したわけだ。
「じゃあ今期は無いとして、前期では何が面白かったの?」
その質問に彼はこう答えた。
「前期も面白いのは全然なかったね」と。
それで俺はさらにこう質問する。
「じゃあ前々期で面白かったのは?」
それに対して彼はこう返す。
「前々期も全くなかったね」

まぁ,確かにみんなでわいわいアニメの話してるときにこんな風に返されたらイライラすると思います.かといって僕も他人のこととやかく言えたもんじゃなくて,この人とは逆にたいていの作品を面白い判定しています.前のクールで最後まで見た10本の作品中8本が面白かったと言えるんだから,自分でも判定基準は相当甘い気がします.まぁ,「面白い」ってのも曖昧な言葉なので別の言葉で言うなら「見て良かった」とか「時間の無駄じゃなかった」と思えるかどうかってことかな.

まぁ,なので僕が面白いっていう作品は友人からすれば「ふーん」程度だろうし,いつも評価が厳しい友人が「これはおすすめだ」って熱く語れば,それは面白いんだろうな,見てみたいなって僕は思います.要するに,全部面白いとか全部つまらないという人の評価はあんまり当てにならないわけですね.オオカミ少年みたいなもんです*1

でもこれって結局周囲の人と評価を語り合うときの話であって,自分の中の感想を持つ際は別にどっちだっていいはずです.面白さっていう軸があってそこに大きな値をつけるか小さな値をつけるか,それだけの話です.むしろそこで重要なのは,この作品は面白さ100とか,面白さ20といった評価をつけた理由を自分の中で持てるか,理由付けして評価できるほど作品を咀嚼したかどうかが大事なんだと思います.

僕もそうやってアニメを見ようと心がけていますが,ぶっちゃけ一つ一つ咀嚼してる余裕なんかないわけです.厳選して見るのが良いんだろうなと思いつつもどうせなら面白い作品を見たい←面白い作品かどうかなんて最後まで見なきゃ分からないという,とっても難しい問題があるわけです.

そして今日もたまった11本のアニメを見ておやすみなさい.

*1:いつもとは違うことを言った場合はオオカミ少年とは正反対でしょうけど