タイピング講座の検討

全体のミーティングが終わった後に7月から実施されるタイピング講座の担当者で集まってプランの検討会議.2時間の会議が終わってから喉が渇いていることに気づいて,しゃべりすぎたと反省.一緒に担当してる後輩が講座の目標とか目的といったメタな視点を大事にして考えてくれる子なのでこっちも楽しくなってしまうのだ.


会議の中で気づいたこととか決まったこととか.

3人でそれぞれプランを作って統合する

たいていプランは誰々が作る,スライドは別の人が作る,配付資料は残った人が作る,といった分担になることが多いようだけど,それだと新人教育にならないということで,とりあえず全員でプランを作ってみることにした.いきなり全員に「作ってこい」と投げたらもちろん統合作業が恐ろしく大変なことになるのは明らかなので,事前にある程度こんなことやりますといったコンセンサスを取っていたため,予想していたよりもわりとあっさり統合ができた*1

手間は増えるけどそれぞれのスタッフがその講座で何をしようとしているのか・したいのかという意思がわかるのでわりと面白く,有益であることがわかった.

速度で競わせるが講座中に伸びた分では競わせない

受講生全員にタイピングのテスト(大会)をやってもらうのは事前に決めていたんだけど,一人のスタッフは速度だけで評価,もう一人のスタッフは速度と伸び率で評価という案を出してきた.詳細な理由は書かなくても察しが付くと思うが,伸び率という指標を出してきたのにはいくつか理由があって

  • あからさまに速い子と遅い子がいてはどちらのモチベーションも下がる(特に遅い子)
  • 講座中の伸び率を計測するので講座のモチベーションアップにつながる
  • 伸び率が把握できれば家に帰ってから個別に練習する際の成長度が予測できる

僕も大体同じことを考えていた.

しかし,速度だけで評価すると主張していたスタッフから,伸び率という人によっていかんともしがたい指標で競うのは好ましくないという意見が出た.確かにこの競争社会でも,ある絶対値*2で競争することがしばしばで伸びた分で競争するというのはあまり聞いたことがない.

他にも,競争はタイピング練習において非常に重要な要素であることはほとんどのタイパーなら納得してくれることだと思うが,現実的に競争が嫌いな人もいるわけで,そういう子が速度でフルボッコにされて,さらに伸び率でフルボッコにされたら「こんなのやってられっかー」となる恐れもある.

実際,以前CIECという情報教育関係の研究会に行ってタイピングを教えている学校の先生に「生徒同士で競わせたりしないんですか?」って聞いたら「競争が嫌いな子もいるでしょ」って一蹴された.おそらくこの先生自身が競争はあまり好きじゃなかったんだと思うが,そういう人はいるという現れである.

というわけで,伸び率は他人と比較するのではなく,自分の中で初めに目標を設定し,後で個別にその目標と比較することにした.

タイピング練習について

  • 練習時間は30分(全体で100分)
  • 練習時にタオルを使う(持ってきてもらうか配るか)
  • タイピングテストはCIEC TypingClubというソフトを使う
  • 練習内容は僕が決める(´ー`)

30分あれば初心者であれば目に見える程度の伸びは期待できると思う

*1:ある意味でずっと僕のターンだったからっていうのもあるだろうけど,みんなの意思は尊重したつもり

*2:テストの点数とか,100mのタイムとか