G線上の魔王終了

研究の実験しなきゃと思いつつも一気に最後までやってしまうくらいには面白かった。というか、やりはじめると途中で止まらない(止められない)のはわかってたんだけどねw

土曜の夜11時から始めて朝8時に寝て昼1時に起きて、月曜の朝4時に終了。久々の引きこもりデーを満喫。








(ネタばれ注意)
















魔王の正体

結局魔王は主人公ではなかったね。でも、死んだと思ってた兄貴が突然出てくるなんてちょっと無理があるんじゃないかなー。それほど伏線を張り巡らしていたにも思えないし、登場時に話していた「あさい」「あざい」についても決定的というほどの伏線ではなかったと思う。
呼び名についてはプレイ中も若干気になったけど、確実に同一の人間を指しているであろう場面で、ハルが「あざい」と呼んでいて、椿姫が「あさい」と呼んでいたから(これはかつぜつが悪いだけかもしれないが)、呼称に関してはそれほど気にしてないってだけなんだと思ってたからなぁ。
結局実際に京介と恭平が相対する直前まで魔王は京介の別人格だとうまいことミスリードされてたわけだ。それだとあんまりストレートすぎると微かな疑念を抱きつつ矛盾してるところは無いかと探してたんだけど結局気づけなかった。残念。

BGM

ちまたでも評判がいいらしいBGM。なんか聞いたことのある曲が多いようなと思っていたんだけど、クラシックアレンジばかりだと気づいたのはしばらく経ってから。右上に曲名(+原曲名)が表示されてたのね。
シンプルなアレンジが多かったのは「あ、この曲知ってる」ってプレイヤーに思わせたかったんだろうか。有名な曲であればあるほどその曲について関する既成のイメージ*1が強くてゲームへの没入の妨げになるような気がしたけど、実際はそんなことなくてどの曲も良くマッチしてたと思う。
僕はピアノソナタの「熱情」「悲愴」が特に良かった。うぶな高校生だったころに練習した曲をまさかエロゲで聞くことになるとは思わなかったw*2

雑感

原画の有葉さんってつるぺた嫌いなのかしら?車輪の国でもみんなふくよかなおっぱいだったよねー(まな除く)。一人くらい混ぜてくれてもいいじゃないとかずっと思ってたYO。

反体制的なこと

終盤、かねてより緻密な計画を立て行動に移していた魔王は街の一区画を隔離するというテロを起こすわけだ。一番の目的は何度も言ってたとおり父親を助けるためなんだけど、父親が死刑宣告されるにいたった企業やバックについていた政府やらにも明らかに敵意を持っていた。花音に妨害を加えようとしたときの西条ってやつもわかりやすい右だったし。少なからず社会そのものに対する不満もあったんってやつだろうけど、車輪のときと比べると最後まできっちり細かく描写してるなって感じた。
この前プレイした「悪の教科書」もまさにタイトル通り、現行の体制に異議を唱え、それを実現していくって話だったんだけど、終盤実際に体制を崩すための行動についての描写に関してはこれとは比較するべくもない。少なくとも、「魔王が実は死んだと思ってたお兄さんでしたー」展開よりかは「傭兵と共に行動し、少年を扇動して街を占拠しましたー」展開の方がまともだったように思える。
ただ、こういう知的な計画に基づいて行われる暴力的なシーンは刺激的ではあるんだけど、なんか蛇足なんじゃないかなっていう印象も受けた。長時間プレイで疲れていただけかもしれないけど…。


もう眠いので続きはまた今度@29時

*1:CMとかドラマで使われるよね

*2:熱情第3楽章なんて弾けませんけどねー