感覚の違いが微妙に軋轢を生んでいるような・・・

半分愚痴.




今日は模擬授業でタイピング講座をやってみた.僕としてはかなり時間をかけて*1考えていったので,そこそこ自信作ではあったんだけど実際にやってみるとやはり見えてなかった問題が表面化する.

30分間の練習をさすがに連続でやるのは厳しいのでセット数を減らしたり,途中に小話などを挟んで休憩した方がいいとは僕も思うが(講師役の子に伝えておくべきだった),それ以外のところで僕としては理解しがたいツッコミが来てどうにも困ってる.

下の図は講座で紹介する予定の図を簡略化したもので,横軸が時間,縦軸がタイピング速度,青い線はタッチタイピングの練習をした場合の伸び方,赤い線は練習をしない場合の伸び方.

タッチタイピングを練習すれば最初は遅いけど,練習を続ければ必ず練習してないときよりも速くなりますよっていう図で,実際に今日の講座でもそのように説明したはずなんだけど,これに対して


「この図のソースは?」っていう意見がたくさん来た.


練習したら上手くなる(速くなる)ってすごく当たり前の概念を言葉で説明するのもあれだから図にしただけなんだけど,それが当たり前じゃないってことなんだろうか.

タイピングの世界にあまりにはまりすぎてる自分だから当たり前だって思ってるだけ?他のスタッフとはタイピングへの関わり方が大きく違うことは僕自身理解しているつもりだが,説明が足りないのかどうも些細なすれ違いが多いような気がする.

一人二人だったらスルーする意見なんだけど5人くらいから意見されてるのでちょっと気になる.ミーティング中に聞いとけば良かった…


どれくらいの練習でどれくらい伸びるんですか?っていう意見もあったけど,成長の目安としてはこんなのは使えるのかもしれない.こういった「こういう練習を」「これくらいの期間やったら」「これくらい伸びた」データってどっかにまとめてたりしないのかな.
タイピング教育の現状と和文タイピング練習環境の構築(PDF)


ちなみに30分の練習で初心者も中級者も全員記録は伸びた.

  • 練習前:手元を隠して(サイトメソッド)→練習後:手元を隠して
  • 27(86)→28 [かな字数/分]
  • 99(138)→156 [かな字数/分]
  • 107(101)→146 [かな字数/分]
  • 30(72)→70 [かな字数/分]

27の子は早い段階で飽きが来てしまったようであまり伸びがよく無いが,途中に休憩を挟むことでもう少し集中力を保てるのではないかと思う.特に後半で100を超えた二人はサイトメソッドの記録も超えている.伸びなかった子も含めてサンプルとしては非常に面白い結果が得られた.

僕としては「疲れれば疲れるほど頭が覚えていく」という筋トレ的な思考なんだけど,全員に30分間の練習を継続してもらうことを考えるとできるだけ「疲れない」方向で持って行った方が良いのかもしれない.

*1:研究より時間かけるとかおかしいよね…