SAWは思ったほど刺激的じゃなかった
あれ?そういえば映画のタグって無いな.どうせそんなに見ないから「日記」でいいや.(と思ったけど感想書くときは感想タグを付けよう)
旧作半額なので古めのをいくつか.
- SAW
- ハリポタ-アズカバン
- ハリポタ-ゴブレット
- ゲド戦記
一本目:SAW
なにやら名作と名高いようなので借りてきてみた.誰かに誘拐されて密室に閉じ込められるっていう最初のシーンはCUBEに近いんだけど,正直言ってあまり面白くなかった.(=刺激的じゃなかった)
・・・何が面白くなかったか考え中...
ああ,「犯人」が思ったよりも猟奇的じゃなかったことにつまらなさを感じたのかも.*1SAWの本当の犯人(=ジョン)はこれまでにもいくつかの犯罪を犯していて劇中で細かく解説していたけど,それに比べるとアダムとゴードンへの処置は平凡な感じがしてしょうがない.
実際,アダムとゴードンを直接手にかけたのはジョンではなく,ジョンに脅されていた「ゼップ」だったのだから,犯罪の傾向が変わってしまうのはしょうがない.そこは納得できるけれども,はっきり言って映画的に本編のアダムやゴードンを相手にしたときの犯罪が「ぬるい」ように感じた.これまでの犯罪が極めて肉体的な,わかりやすく猟奇的な犯罪だったのに対して,今回だけ知的な要素がふんだんに混ざっていたからかもしれない.
でも,それだけにちょっと刺激が薄かったし,特に最後の足をのこぎりで切断する場面も「今さらかよ」的な冷めた雰囲気になってしまった.最後に本当の犯人はジョンだったのだーって驚かせてくれたのはなるほどと思ったが正直それだけだ.
ちょっと考え方を変えると,そもそもあのヘラヘラしてるゼップがあそこまで緻密な作戦を練ったというのも少々おかしな話なので,真犯人のジョンがいろいろとお膳立てをしたのではないかと思うが,そうするとやはり犯罪の傾向が変わったことに対する疑問は強くなる.相手へ与える「課題」をトリックを織り交ぜたものにしたのは相手が医者だったからというのもあるかもしれない.
あとは,今回だけ同時に監禁する相手を二人にしたことも謎だがこれはちょっとわからない.別に一人でも良かったとは思うが,ああいうトリックを使うなら人を疑心暗鬼にさせ,互いの狂気に触れるような環境にした方が見る側からしたら面白いってことだろうか.
一応SAW2も見てみよう.
*1:これだけ書くとやばい人だなw