飛鳥配列21-290でTWJK総合XA達成!!

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JISかなでやっていたときよりも少ない練習回数でJISかなの記録を超えられるかどうかは、僕にとって飛鳥を評価するための一つの指標だったわけですが、見事に半分以下の練習回数でJISかなを超え、さらに総合XAを達成できました。
おそらく親指シフト系でタイプウェル国語Kを打った人の中では初めてでしょう!(ものすごく母数が少ないと思いますが・・・)
↓飛鳥配列によるタイプウェル国語Kの練習回数

↓JISかなによるタイプウェル国語Kの練習回数

参考までにJISかなの総合成績

昔のエントリ(飛鳥でMachineキター - tomoemonの日記)で「総練習回数が1000回に行く前に総合成績を追い越せるといいなぁ。」と書いていましたがぎりぎり目標達成できた感じです。

飛鳥配列の練習に関してはこれで一段落です。総合XAに到達したら動画撮影とかやってみようかなとか思っていたので、そのうち研究室のビデオカメラを借りて撮影してみようかな。(自分のデジカメも欲しいのです。Xacti DMX-CG9の動画撮影性能が気になります。)

一段落と書きましたが、現状で僕が飛鳥配列を使って打てるのは「タイプウェルだけ」なので、他のタイピングソフトや創作打鍵などの違うフィールドでも使ってみる予定です。ここの文章を飛鳥で打ってみましたが、なかなかいい感じですね。

ふりかえり

思い返してみると飛鳥をはじめたのは3年前でちょうど右手チョイ*1をやっていたころですね。
新親指シフト配列「飛鳥」 - tomoemonの日記
練習をはじめた直接のきっかけはかえで(id:maple_magician)さんの飛鳥打鍵動画ですが、上記エントリに書いてるとおり間接的にはいくつかありました。

  • タイプウェル国語Rの成長停滞
  • かな入力方式のJISかなを好きになれなかった
  • 他の配列に移行することの速度アップの期待
  • 親指シフト入力が打てることへのかすかな羨望

親指シフトってなんかかっこいいと思っていたのになぜNICOLAをやらずに飛鳥配列をやったかっていうのは難しいですが、素直に公式ページの宣伝文句を受け入れたからかもしれませんね。あとはUジローさんやかえでさんと知り合う過程でオリジナル配列系に興味を持っていたというのもあるかもしれません。
今となっては連続シフトの存在が圧倒的です。連続シフトがない親指シフト系をやりたいとは思わないし、効率がよいとも思えません。ただし、この点に関しては連続シフトの得手不得手があるようなので万人に共通する話ではありません。

以上が飛鳥に切り替える際に感じていたメリットですが、少なからず親指シフトに対する疑念もありました。何度かかえでさんも言及していた「親指でシフトを押すこと」のコストに関する説明を省いて「親指シフトだと打鍵数がこんなに減ります」という宣伝文句をやたらと見かけたからです。そういう意味では親指シフト配列っていうのはわりと眉唾ものだったのですが、多くの人が使っているのだからそれなりに効率が良かったり・打ちやすかったり・速かったりするのだろうという根拠で練習をはじめたわけです。

もっとも気になっていた高速性に関しては、これだけの練習回数で総合XAを達成できたことから、事前にあるいは練習初期の段階で思っていたよりも良い結果を示したと言えるでしょう。さらなる練習でXXやZJ程度は行けるかもしれませんが、さらにその上と言われると、次の節に書いているシフトによるコストの影響が極めて大きくなっていくので難しいかもしれません。現状でも親指のシフトによる速度低下は大きいのでこれを練習でカバーできるのかどうかはまだわかりません。

親指でシフトを押すことによるコスト

実際練習してみて、親指シフトの押下にはコストが存在し、しかもその影響は全体的に速くなればなるほど大きくなっていくという確信は得られたのですが、それがいかほどのものになるかは明確にできていません。現状では次のようなワードが打ちづらいという感触はあります。

同手の連続シフトで上段→下段、下段→上段と来るようなワードはかなり極悪ですね。シフト有りの打鍵はシフト無しに比べて打鍵速度の向上が難しいので、結果的に速くなればなるほど打鍵時間に占めるシフト有り打鍵の比率が増大していきます。
後でタイプウェルの苦手ワードを中心に調査してみようと思います。

タイパー向け飛鳥配列のバージョンの選び方

まだ終わらないと思いますが最終版とのことですので、Rayさんお疲れ様です。
たびたびバージョンが変わる飛鳥配列においてどの版で練習を始めるかというのは習得しようという人にとって重要な問題だと思います。そして、新たなバージョンが何度も出てくると戸惑うことでしょう。僕はたまたま一段落のついたと言われる290版があったのでそれを使ったわけですが、それ以降の更新についてはまったく追随しませんでした。なぜかといえば、親指シフト配列の打ちやすさよりも高速打鍵の可能性を探っていたからです。打ちやすさと高速打鍵がトレードオフなのか相関性のあるものなのかはわかりませんが、少なくともRayさんの評価打鍵によるキーの入れ替えが高速打鍵により適うかと言えばNoとは言い切れませんが、Yesとも言い切れません。しかし、キーを入れ替えれば必ずタイピングソフトにおける速度は低下します。高速打鍵を可能にするレベルで新たにキーを習得するためのコストだけが確実に存在することから、キーの入れ替えはまったくもって意味がないと判断して290版を使い続けたわけです。
ついでにキーの入れ替えについてもう一つ言及すると、Rayさんの評価打鍵は基本的に創作打鍵で、そこには自分の良く使う言い回しを打ちやすくするという側面があります。コメント欄でRayさんからご指摘いただきましたのでそちらもあわせてご覧ください。一方で、タイプウェルのように単語をランダムに打っていく場合は決まりきった文末や言い回しは存在しません。初めから創作打鍵における利用を考えているならいざ知らず、タイプウェルをメインに打ち込んでいこうとする身としては創作打鍵をベースとした切り替えは意味がないのです。実際に創作打鍵を始めた後に気に入らない部分があれば自分で変えていけば良いと考えています。

というわけで気が向いたときに飛鳥を始めたら、それ以降はその版を使い続けるのが良いと思います。「意味がない」を連呼してますが、ぶっちゃけそう思い込まないと落ち着いて練習ができません(汗

ƒ^ƒCƒsƒ“ƒOƒXƒs[ƒhƒ‰ƒ“ƒLƒ“ƒObGANGAS - Type Well Fan

*1:右手だけを使ったローマ字の片手入力方式