ネット対戦時に特殊配列を使うメリット

ちょっと前にバトタイ(グータイ)で集中的に対戦をしたときに思ったのですが、相手が自分と同じ配列を使っていると「相手にとって打ちやすい単語と打ちにくい単語」ってのがだいたいわかります。自分と同じ配列なので自分が打ちにくい単語は相手も打ちにくいってことです。当たり前ですね。最適化の可能性もありますがその話はあとで。

安定型タイパーと乱打タイパー

自分も打ちにくいんだからそれがわかってもしょうがないじゃんって思うかもしれませんが、そこに安定型タイパーと乱打タイパーの差が顕著に表れるということに気づきました。バトタイで対戦してると僕は割と安定型タイパーなんだなと実感するのですが、一方で乱打タイパーの「上手くはまった」ときの打鍵速度に勝てないこともよくわかります。

でも、対戦で大事なのは相手の打鍵に惑わされないで落ち着いて打鍵することです。相手の速さに合わせようとしてがむしゃらに打っては、安定性を損ねて負ける勝負を挑むことになります。

相手が詰まるときは落ち着いて打つ

そこで、この安定性を最大限有効活用するために先ほどの「打ちにくい単語」を使うのです。乱打タイパーなみなさんは「この単語は詰まるだろう」って思ったところでは大体詰まってくれるので、こちらとしては速度勝負に走らず、むしろトップスピードの8割ぐらいに抑えて落ち着いて打っていけばいいわけです。詰まった上でさらにこちらの速度を上回る速さで入力されたらどうしようもありませんが、ある程度の速度差まではカバーすることができます。

マイナー配列による対策

以上の理由から、同じ配列を使っていたり、相手がよく知っている配列を使うことで少なからず自分が不利になる可能性が生まれるわけですが、この問題は別の配列を使うことで簡単に解決できます。もっと手っ取り早く、運指の最適化をするって方法もあります。Qwerty同士の対戦で「わざわざ」を相手が超速で打つとは普通思わないのでそこで最適化しておけばびびらせることができるでしょう。しかし、最適化は一つ一つ検討していくのも大変ですし、適用できる範囲が限られてしまうので、完全に相手の裏をかきたい場合は別の配列を使うのが良いでしょう。
バトタイで過去に対戦したことのあるJISかなタイパーはべらぼうな速さの人たちばかりで「打ちにくい単語」とかそういうレベルではなかったのですが、同じくらいの速さだとしたら先ほどのような理由で不利になることもないでしょう。


誰も知らない配列を使えば完璧ですね。誰も知らない言語でしゃべってたらそれは暗号であるって話と同じです。標準語じゃなくて津軽弁でしゃべれば周りの人は理解できませんよと。理解されなければ弱点がばれることもありません。


以上、乱打タイパー向けマイナー配列の宣伝でした。

追記1

これを読んだら乱打タイパーが打ちにくい単語を落ち着いて打つことになるのでは?と一瞬思いましたが、きっとみんなは自分のアイデンティティを大事にしてくれると思います。はい。

追記2

あれ?この論旨から行くと安定型タイパーを自称する自分が各種配列を習得していってもあまり意味がない?wとりあえずAZIKで総合ZJになったらバトタイに遊びに行こうと思ってます。