2年ぶりの映画館
渦中の映画、ダヴィンチコードを見てきました。
正直に言えば期待していたとおりあまり面白くありませんでした。原作を読んで期待してしまったことを映画では見られなかったから・・・でしょうか。
原作ではダンブラウンが暗号についての造詣が深いことからか、暗号解読の過程が(ご都合主義な感じはあるものの)わかりやすく、そして興味深く描写されています。
はじめのフィボナッチ数列を使った転置式暗号についても、なぜアナグラムになっているものを元に戻せるのかという問題を直感だけではない解決法(単純なものですけど)をちゃんと示しています。
クリプテックスのアトバシュ暗号についても同様です。ダヴィンチコードの面白さはキリスト教に関するたくさんのうんちくと暗号解読にあると僕は思うのですが、その片方がすっぱり切り捨てられてしまったのは残念です。