Vimperatorなんて変態なアドオン使ってるやつ

最近徐々にVim*1に染まってきてるんだけど、どうせならとFirefoxVim風に操作できるVimperatorというものを入れてみたらこっちのカスタマイズにもはまってしまった。

普段徹底的にマウス派な僕だけど*2結構楽しいよこれ。Vimperator自体は徹底したキーボードによる操作(リンクのジャンプなんかもすべて)をサポートしてるんだけど、別に必ずしもそれに倣う必要はない。マウスのないノートPCでは基本的にキーボードだけで操作して、家ではマウスとキーボードをバランス良く使ってる。たぶん。


で、研究室の同僚に「最近FirefoxのVimperator使い始めたんだけど…」と話を振ったら「このハッカー気取りが!」って突っ込まれた。まぁ、半分同意でこういうEmacsとかVimとか使って気取ってる人たちって僕もあまり好きじゃない。


より良いツールにするための努力が無駄だとは言わないけど、その努力って8:2の法則で言うところの20%の部分だと思うんだよね。実際、秀丸とかSleipnirといった(VimFirefoxと比べて)出来合いのもので目的の80%はカバーできているんじゃないだろうか。それでみんながみんな満足できるとは思わないが、残りの20%に散々ぱら時間を使ってバッドノウハウを覚えて「お前秀丸なんか使ってるのか。ありえねー」なんて自慢げに言っちゃう人がいるのも事実だ。妥協しないエンジニア気質と言えば聞こえはいいが、そもそも何のためによりよい環境を目指しているのかという視点を忘れてはいけない。


そういう意味では、Vim, Emacs vs 秀丸みたいな対立*3っていうのは、エディタの機能の優劣よりは習得コストへの考え方の問題なんだと思う。まぁ、何が言いたいのかと言えば秀丸をはじめとする短時間で習得できるツール(あるいはそれを使うエンジニア)を馬鹿にするなということだ。あなたがEmacsのカスタマイズに精を出している間に他の人は秀丸で素敵なものを作っているかもしれないのだ。


で、同僚に「エディタ何使ってるの?」と聞いたら「メモ帳」と答えやがったので「ありえねー」と突っ込んでやった。さすがにメモ帳は厳しいだろ、と早速自己矛盾。というかVimを使い始めた時点ですでに「気取ったやつ」の仲間外れになりたくないという呪縛にはまってるよね。

*1:コマンドモードと入力モードというのがあるちょっと変態なエディタ

*2:コピペぐらいしかショートカットキー使わない

*3:があるのかどうかは知らないが